澄川稔子さんバドミントン全日本シニア6度目V

11/28(火) 8:30配信

神戸新聞NEXT

 バドミントンの第34回全日本シニア選手権(18~20日、石川県各地)の65歳以上女子シングルスで、兵庫県三木市志染町東自由が丘の澄川稔子さん(66)が優勝を飾った。同選手権での優勝は3年ぶり6度目。「年齢とともに故障が続いていたので、また勝ててうれしい」と破顔した。(井川朋宏)

島根県出身で日体大時代に全国上位に入り、結婚後は兵庫へ移住。子育てを経て40代から同選手権に出場し、40歳以上の部を制した後、55歳以上で2度、60歳以上で2度頂点に立った。

近年はふくらはぎや膝といった両脚の痛みに悩まされた。週2、3回の練習に加え、元保健体育科教諭の知識を基に、毎日約30分の入念なストレッチで股関節などの柔軟性を高め、近くの公園で2、3キロ走って足腰を維持。大会で会う同年代の仲間が頑張る話を聞き、刺激になったという。

今大会はシングルスの4試合すべてで2-0の快勝で制覇。試合中、一時ペースを崩しても「ダメだ、ダメだと言い聞かせ、粘り強く1本1本丁寧なプレーを心掛けた」。ダブルスでも5試合を戦い抜いて準優勝。痛み止めの薬を飲み、足を引きずりながらもプレーし続け「大会に付き添った夫(良雄さん)に支えられたおかげ」と感謝した。

指導者として、三木南交流センター(同市福井)で毎週高齢者らに教える。自身の競技継続と並行して「みんなが生涯楽しめるスポーツになれるよう活動したい」と語った。

 
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