松江では小泉八雲ほどには知られていませんが、旧制松江高校(島根大学の前身)で大正の末から14年間、多くの有為な若者を育てたドイツ人哲学者カルシュ博士(1893~1971)の業績は、戦争による歴史の狭間に埋もれてしまいました。 カルシュ博士の紹介者である若松秀俊東京医科歯科大学名誉教授は、博士の次女との偶然の出会いから、松江や日本での同博士の顕彰活動に取り組んでおられますが、このたび、同氏のオンライン遠隔講演の動画を提供いただきました。 |
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1時間弱でカルシュ博士の業績、旧制高校の生活ぶりなどがコンパクトに紹介されていますが、加えて、90年前の大変興味深い松江の原風景とも言える膨大な写真・・・奥谷の外国人官舎付近、千手院や松江の街並み、津田街道の松、大橋川の帆船や四ツ手網、鼕行列やホーランエンヤなどのお祭りの様子、さらには宍道湖、大山、中海、大根島、枕木山、朝日山、加賀、北浦?など、松江近郊田園の自然の風景・・・がふんだんに盛り込まれていますので、ご興味を呼ぶと思います。是非ご覧ください。 | |||
(紹介者:松本耕司) | |||
下記のURL、ユーザー名(ID): daad パスワード: 1985でご覧ください。 http://daad-tomonokai.com/members/pdf/20200306.mp4 なお、さらに、若松先生と有志の皆さんで、日本の「こころとふるさと」と題して、その他の沢山の写真を編集されていますので、ご興味のある方は下記でご覧ください。 https://karschpicture.web.fc2.com/ ※(注1)奥谷町外国人官舎は、現在「島根大学総合博物館アシカル」として保存されています。 |