ヘルン第二の住まい ─「諸説」に終止符を─ | ||
押田 良樹 | ||
ヘルンは松江で15ヶ月暮らしました。住まいは3カ所ありました。最初の3ヶ月が富田旅館、次の7ヶ月が京店の二階建て借家、最後の5ヶ月が塩見縄手の旧武家屋敷の根岸邸。 ヘルン旧居と言えば根岸邸があまりにも有名ですが、実は2番目の京店(末次本町)の借家での暮らしが一番長かったのです。 しかもこの京店の借家で生涯の伴侶セツさんと出会い新婚生活を始めたのです。 ところが、この京店の住まいは「宍道湖に面した織原家の離れ」というだけで、その場所は「諸説あり」として具体的に明確にされないままになっています。実際に住んだ場所が特定できれば、ヘルンを更に身近に感じることができるでしょう。 私は、松江のかけがえのない文化資産であるヘルンが一番長く住んだ場所が曖昧なままでは地下のヘルンに申し訳ないと思い、「諸説」から「定説」を確立するための調査を約2年に渡って実施してきた結果、「ここ以外にはない」と確信する場所を突き止めました。 その詳細を、八雲会発行の「へるん」59号に掲載させていただきました。 八雲会のご厚意により、この度WEB用に編集し直し、HPに掲載させていただくことができました。 興味のある方はどうぞご覧下さい。また、松江に帰省する機会があれば、現地を訪ね、どうぞ、ヘルンの当時に思いを馳せてください。 |
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「ヘルン第二の住まい─「諸説」に終止符を─」(PDF) | ||
本稿が掲載された「へるん」59号の目次は下記でご覧になれます。 http://yakumokai.org/23892 |
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