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7月4日(日)、神戸湊川神社「神能殿」で第4回清明の会「はじめての講談」が開催されました。
冒頭、初心者向けに「講談のいろは」が紹介され、関西の若手講談師 旭堂南歩による関西にちなんだ演目「難波戦記・般若寺の焼き討ち」が語られました。続いて神田山緑による湊川神社に祀られている楠木正成にまつわる演目「楠木正成と泣き男」が語れました。
このあと「耳なし芳一」の公演に先立ち、私たちになじみ深い小泉凡先生が松江から来られ、短時間ではありましたが、八雲の生い立ちや人となり、怪談の物語創作についての過程やエピソードなどをお話しされました。
八雲は1890年に日本に来てから、松江・熊本で教壇に立ち、その後、英字新聞「神戸クロニクル」の記者として、1894年に神戸に転居し、約2年間この地に居住していたのでした。日本に帰化したのも神戸で、八雲の長男の一雄さん(凡先生のおじい様)はこの地で幼少期(物心がついた頃)を過ごされたと凡先生からお話がありました。八雲が神戸に居たことはあまり広く知られていませんが、関西とも縁が深かったことを改めて知り、いっそう親しみを感じました。
「耳なし芳一」にはいくつかの原話があり、それを妻のセツさんから聴くことにより物語が創られ、他の作品もセツさんの語りの影響力が大きかったことも話されました。
そして、神田山緑の講談「耳なし芳一」へ。
これまで、映画やテレビ・書籍で「耳なし芳一」の物語を何度か見聞きしましたが、講談で聴くは初めてでした。情景が目に浮かぶような真に迫った語り口に講談独特の世界が現わされ、引き込まれていきました。
小泉八雲がつくった物語の奥深さ、そして八雲自身の生い立ちや人となりは、ますます神秘的で惹かれるものがあります。
島根大学と松江高専出身のメンバーで結成された4人組バンド「Official髭男dism」の楽曲「Pretender」が、ストリーミング・ソング・チャートで、史上初となる累計5億回再生を突破したと5月12日に発表されました。
この曲は2019年4月17日に配信がスタートし、チャートイン23週目で再生回数1億回を突破し、その後も記録を伸ばし続けました。
「Official髭男dism」(オフィシャルひげダンディズム)略して「ヒゲダン」は、藤原聡さん (ボーカル・キーボード)が島根大学在学中、同じ軽音楽部の先輩だった楢﨑誠さん(ベース)、後輩だった松浦匡希さん(ドラムス)、学外で仲が良かった松江高専の小笹大輔さん(ギター)に声をかけて2012年6月に結成され、2018年にメジャーデビュー。「I LOVE…」が3億回など、常にヒットチャートの上位にあり、絶大な人気を誇っています。
一昨年のNHK紅白歌合戦に初出場した際は、紹介映像に松江城が映っていましたね。
松江で結成されたバンドがこんな快挙を成し遂げてくれるとはうれしいですね。
これからも応援していきましょう。
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